2011/11/05

人は壊れる、物は死ぬ


目が覚めたら、十一月も五日目だった。 夜がながくなるにつれて、わたしの過眠症の気が肯定されているようで、すこぶる気分のいい毎日です。 とはいってもわたしの頭の中身はこねこねしても実に俗っぽい仕様で、おもいでにひたってはきりのないタイムリープをくりかえすのです。

先月三十一日にはZher the ZOOでpodoと挫・人間のライブをみました。 podoのGirlをきいて泣いてしまったこと きっとだれもきづけないんだから、それは わたしとわたしだけの秘密だ。 
髪の毛を金色にしていたことがあります、学校にいく私鉄の中でも教室でも そりゃあ めだっていたけれど、きみにすごいじゃんといわれて、すごいでしょうって自慢げにかえした、その瞬間だけ意味をもって その瞬間だけはきれいだったと自負しているのです。そんな出来事も、いまではわたしとわたしだけの秘密のひとつで、この虫歯のいたみと同じくらい小規模な事象、さみしくおもいます。
そういう ささいな物事でなにかとんでもなく大事な”もの”や”こと”とつなぎとめようとしている。少しはこんな救いようのある可愛げももちあわせているのですよ。

ゲームは一日一時間